遂に冬に至る

 「冬至」(とうじ)は1年のうちで最も昼が短く、夜が長い日です。1年間で太陽の位置が最も低くなるためです。

 冬至は1年を24の季節に分けた二十四節気(にじゅうしせっき)の一つで、旧暦の数え方のため新暦で考えるとその日は毎年異なりますが、12月21日か22日のどちらかになるようです。本来の冬至は始まりの日から15日間を指しますが、現在では一般的に始まりの日を「冬至」といいますね。

 冬至のイベントといえば柚子をお風呂に浮かべる柚子湯でしょうか。冬至風呂といわれるこの習慣は、江戸時代の銭湯から流行した日本独特の文化のようですね。「冬至に柚子湯に入ると風邪を引かぬ」ということわざもあるようで、科学的にも柚子湯には血行促進効果が認められているみたいです。

 冬至にかぼちゃをたべる習慣もあります。かぼちゃの収穫は夏から初秋ですが、かぼちゃは時間がたつにつれて栄養価が高くなってくようです。そのため冬のかぼちゃは栄養価が高いんですね。そのため、冬至に栄養の沢山とれる冬のかぼちゃを食べることが習慣化したようです。

 冬至の季節は夕方も早々に夜があっという間にやってきます。早くお風呂に入って柚子に温めてもらいしょう。