お歳暮といえばハム

 お歳暮の時期です。普段お世話になっている人に「来年からもよろしくお願いします」という気持ちを込めて年末に贈り物をする習慣ですね。送る時期は、だいたい12月上旬~12月25日頃までとされていますが地域によって少し違いがあるようです。

 お歳暮の起源は、その年の暮れにお世話になった人に対し感謝するなどの歳暮周り(せいぼまわり)と呼ばれる年中行事にあります。この時の贈り物がお歳暮と呼ばれていましたが、現在ではお歳暮という言葉は贈り物を指すことが一般的です。

 お歳暮といえば、ハムのイメージがあります。実際に贈り物として一番人気があるようです。なぜハムを送る文化が出来たかというと、明治時代に当時高価なものとして明治天皇に献上されていたことが理由のようです。その後安価になったハムは保存食としても優れていたため、贈り物として定着したようです。

 お歳暮が届いたらすぐにお礼状をだします。目上の人には電話での連絡ののち手紙でお礼状を出すのが良いマナーとされていますが、こういった習慣は時代と共に簡略化されていくので、相手にしっかりとした敬意が伝わればお返事のカタチは何でもよいと思いますがどうでしょうか。

 ある調査では、お歳暮を贈っている人は3割ほどであるということです。意外と多いと思ってしまいました。感謝を伝えられるならカタチに縛られる必要はないと思いますが、マナーくらいは頭に入れておきたいですね。