お風呂の歴史は古い

 11/26はいい風呂の日です。冬も近づき、湯船にお湯をためる人も増えていることでしょう。お風呂の歴史を調べてみました。

 現在確認されるもので最も古いお風呂は、6000年以上前のメソポタミア文明にあります。現在のイラクのあたりにあった文明ですね。払い清めの沐浴のための浴室が神殿にあったようです。5000年前のインダス文明のモヘンジョ=ダロでは、中心に大浴場と呼ばれる公衆浴場がありました。時代が進み2000年前のローマ帝国の時代では、バルネア、テルマエと呼ばれる豪華な公衆浴場が多くの都市に少なくとも1つ存在し、社会生活の中心になっていたそうです。映画化もされた「テルマエ・ロマエ」というマンガがありましたが、古代ローマ人の浴場に対する情熱を題材にした作品でしたね。実際、一日中公衆浴場で筋トレなどをする古代ローマ人もいたとか。裕福な人が奴隷に体を洗わせ、お風呂も奴隷が温めていたようですが。

 その後、西洋ではキリスト教が浸透していった影響により、公衆浴場で入浴習慣はすたれていきます。欧米では現在でも自宅に浴槽がない人も多く、お風呂につかるのは月に1・2回程度が一般的のようです。

 日本はというと、温泉地が全国各地にあるように、お風呂好きの国民なのでしょう。毎日浴槽につかる人は4割以上だということです。ただし、ライフスタイル多様化によりシャワーだけで済ませる人も多くなりました。最近では浴槽がない物件もそう珍しくなくなりましたね。

 これから寒くなってくると、シャワーだけで済ますと体が温まりませんね。そういえば、浴槽の水は何日使いますか?あれだけの量の水を一日で捨ててしまうのはもったいない気がしますが、こう考える人はあまりおおくないのでしょうか。