日本で一番寒い日

 暦の上で一番寒い日、それが大寒(だいかん)です。暦の上ではというのは、大寒という期間が月の満ち欠けで数えられた太陰暦によって中国でつくられたものだからです。太陽の動きによって数えられる太陽暦とは1か月ほどずれています。東京でいうと一番寒いのは例年通りだと2月の初めですね。とはいえ、寒いには違いありません。

 24節気のうちの大寒は、本来一年を24に分けた15日間の始まりから終わりまでをいいます。ニュースなどでは始まる日を大寒と呼び、一般的にもそうですね。

 大寒(だいかん)たまごというものがあります。本来鶏は寒い時期にはたまごを産まないので、寒さの厳しい大寒の間に産まれた卵には栄養がつまっていると考えられていたため、厳しい冬を乗り切れる縁起物として食べられていたそうです。現在では鶏卵は一年中とれますから、あくまでも縁起物として食べてみるのも良いでしょう。