宝くじなんかかっても意味ない?

 年末の風物詩になりつつある、宝くじ。買ったことありますか?一等10億円なんていう当選額もあり、夢がありますね。実際当たるかどうかは別として。

 宝くじは、通称「宝くじ法」といわれる「当せん金付証票法」に基づいて地方自治体が発行しています。都道府県と20の指定都市が発売することができ、その収益金は地方財政で活用されています。

 宝くじの売上金は、約半分が当選金として当選者に、もう半分から事務費や広報費を除いたものが地方自治体の財源となります。全国の一年間の販売実績は8000億円以上。毎年4000億円近くの当選金が出ていると考えると夢があります。

 収益金の使い道は都道府県や都市によって様々です。防災対策や公園整備、教育施設の建設改修などの財源となります。教育施設などに、宝くじの収益金が使われています、というステッカーが貼ってあることがありますね。税金と同じように公共事業の財源として使われているわけです。

 年末ジャンボ宝くじの1等のあたる確率は2000万分の1。まず当たらないと考えていいでしょう。また、宝くじの、買った金額に対して当たる金額の期待値は極めて低いです。期待値は当然マイナスです。すべての宝くじを買っても必ず損をします。それなのに人気があるのは、当選番号の発表に一喜一憂するのを楽しみにしている人が多いのでしょうか。

 自分が購入した金額の一部が誰かの生活を豊かにするために使われていると考えれば、みんなで楽しむのもありなのかもしれないですね。