日が短くなる?

 だいぶ日が短くなり、住んでいる地域にもよると思いますが、5時には暗くなるところも多いと思います。日が短くなるのはなんででしょう。

 地球は北極と南極を中心にして、1日1回転しています。これを地球の自転と言いますね。また、地球は自転しながら、太陽の周りを1年に1回転しています。というより、地球の1回転を1年としました。これが地球の公転です。この2つの回転が、夏と冬の日の長さに関係しています。地球の自転軸は、太陽の周りをまわる公転軸に対して、少し傾いています。その角度は約23.4度です。夏は自転軸が太陽側に傾いているので、太陽の光と熱を多く受け取ります。それにより、夏は暑く日も長くなるわけです。逆に、冬は自転軸が太陽と逆側に傾いているので、太陽の光を受け取る量が少ないため、夏に比べて寒く、日も短いです。この傾きがなければ、昼と夜の時間は同じで、季節もなくなり、1年中同じ状態になるわけです。日本は、北半球にある国ですから6月~10月くらいまでは暑いですが、南半球の例えばオーストラリアでは同じ時期は寒いです。ちなみに英語では暑い季節をサマーというので、オーストラリアのサマーは12月~2月になるそうです。

 地球の回転方向は東向きであり、北極から見ると右手回りをしています。太陽は東から登って西に沈むといいますが、地球が東向きに回ることで太陽が見えるようになるというのが正しいですね。

 その昔、科学が発展していたヨーロッパでも地球ではなく宇宙が回っていると考えられてきました。この天動説は、地球を宇宙の中心とする説で長い間信じられてきました。。16世紀、コペルニクスという天文学者が、地球が太陽の周りをまわっているという地動説を研究し、その死後に検証が進みました。

 地球の偶然の傾きが日本の美しい四季を作ったと考えるとスゴイですよね。自転の傾きが全くなくて、ずっと秋みたいな気候だったらそれはそれで良いかもとは思いますが。冬に近づくと急に空が暗くなりますので、車を運転する人は注意ですね。車のライトは早めにつけたいですが、自分でも気づかないうちに暗くなっていることもあるので、ライトをつけている車とすれ違ったらつけるようにしています。今日は地球の自転についてでした。