誕生石には何の由来もない

 誕生石というものがあります。もとはアメリカで定められたものですが、それを基準に各国で若干の違いがあるようです。日本では1958年に定められたものが一般的であるようですね。自分の生まれた月の宝石を身に着けると何らかの加護があると言われるものですが、特に石に効果があるわけではないので、古くからあるおまじないのようなものですね。宝石を売る側の販売戦略、それぞれの石のキャッチコピーのようなものです。

 誕生石の起源には諸説あるようですが、文書として残っているものでは聖書の中にそのような記述があるようです。12種類の石にそれぞれの名前を彫るというような記述ですが、これを12か月の月に変換し、当時の宝石を割り振ったということです。

 11月の誕生石はトパーズ、シトリン、ゴールデンサファイアです。トパーズは日本でも産出されているようですね。滋賀県大津市の田上山(たなかみやま)というところが有名です。また、日本で採れるトパーズは透明なものが多いようです。

 ほかによく知られる宝石としては、真珠がありますね。真珠は貝の体内で生成される宝石で、3月の誕生石です。日本は、古くから美しい真珠の産地として有名です。邪馬台国の時代から中国へ贈り物として送っていたことがわかっています。現在でも盛んに養殖されています。

 また、日本では地中に埋まっている宝石がとれるイメージはないですが、種類は少ないながらもとれるみたいですね。穴を掘ってみたら宝石がみつかることもあるかもしれません。今日は誕生石についてでした。