2021/10/15

2021/10/15

 10/14は鉄道の日だったそうです。明治5年(1872年)に新橋駅と横浜駅とを結んだ日本初の鉄道が開業したことがその由来です。1921年の10月14日には鉄道開業50周年を記念して東京駅に鉄道記念館が開館しており、1922年当時の鉄道省がその日を鉄道記念日としました。その後、1994年に運輸省が「鉄道の日」と改称しました。

 鉄道の日の前後に鉄道関連のイベントや、記念乗車券など発行されることがあります。例年、東京の日比谷公園では鉄道フェスティバルが開催されますが、ここ数年は台風や新型コロナウイルスの関係で3年連続中止になっているみたいですね。その他にも、横浜トレインフェスティバルなどコロナウイルスの影響により中止になっているイベントが多数です。

 JRグループは「鉄道の日」にあわせ、「秋の乗り放題パス」を発売しています。「秋の乗り放題パス」を使えば、10月2~24日までの間、連続する3日間でJRに乗り放題となります。新幹線や特急列車、グリーン車などに乗車する場合、乗車券が別途必要ですが、特例で特急列車の自由席を利用できる区間もあるそうです。発売額は大人7,850円・こども3,920円。10月22日まで販売されています。

 「日本鉄道賞」は、「鉄道の日」にあわせ2002年にできた表彰制度です。鉄道事業者の取り組みの中から、日本鉄道賞表彰選考委員の選考により選定されます。昨年は、JR東日本常磐線東日本大震災津波放射能汚染の被害から復興し、運行を再開したことを評価されて大賞を受賞しています。昨年の特別賞では、JR四国アンパンマン列車が〝JR四国と言えばアンパンマン〟というイメージ付け、ブランディングに成功したとして受賞しています。

 全国にいくつの路線があるか気になったので調べてみました。鉄道路線は全国で564路線。鉄道事業者別だとJR東日本が70路線でトップです。駅数でみるとやはり東京都が717駅でトップです。その次に536駅で北海道が続いています。東京の路線図を見てみると、カラフルなアリの巣のようにグニャグニャと路線が張り巡らされています。東京都ともなると電車で行けないところはないのだなぁ感じますね。

 JRグループ地方公共団体が経営する公営鉄道以外の鉄道事業者を私鉄と分類します。その中でも経営規模の大きい16社は大手私鉄と分類されます。東武鉄道西武鉄道京成電鉄京王電鉄などですね。

 16社のうち小田急電鉄について調べてみました。小田急電鉄新宿駅 - 小田原駅間を結ぶ小田原線など3路線・120.5 km、計70駅を運営しています。全事業収益に占める鉄軌道部門収益の割合は70.4%となっていて、グループ企業には、運輸、流通、不動産、ホテルなどがあります。もともとは、鬼怒川水力電気という会社であったそうです。神奈川県にある小田原駅はJR、小田急箱根登山鉄道伊豆箱根鉄道の駅です。古くは東海道の宿場町として栄えた小田原市の中心駅です。小田急箱根登山鉄道は直通運転を行っています。小田急といえば小田急ロマンスカーというものがあります。小田急電鉄が運行する特急列車および特急車両の総称です。2階席に展望席やサルーン席 (ボックス席)がある車両もあり、優雅な見た目が印象的な観光利用向けの側面も強い列車です。しかし、2021/3/12で車内販売がなくなってしまったことが記憶に新しいですね。以前は、車内に喫茶カウンターがあり、「走る喫茶店」とよばれたようですが、だんだんとサービスの幅が狭くなってきているようです。依然として外装はもちろんとして、内装も優美な空間が整備されているようなので、快適に目的地に向かいたい人にはうれしい列車ですね。

 大手私鉄のほかにも全数多くの私鉄がありますから、観光もかねていろいろ乗ってみたいものです。